2016-11-22

Maple T.A. の評価に参加しました

Maple T.A. (メイプルティーエー)は、数式処理システムMapleを開発しているカナダのMaplesoft社が出している、オンラインの数学テスト/評価システムです。TAというと、大学では普段「ティーチング・アシスタント」(授業などで教員の補助をする、主に大学院生の職務)をいいますが、ここでは「Testing and Assessment(テストと評価)」の意味です。

私が数式処理の研究に携わり、Mapleを使っていることから、ここ数年の間、MapleおよびMaple T.A.の国内販売元にしてMaplesoftの親会社であるサイバネットシステム(株)の方々と交流させていただいておりますが、本年度、筑波大学 大学院数理物質科学研究科 数学専攻とサイバネットシステムで提携して、数学専攻の大学院生をインターンで受け入れていただきました。学生には、Maple T.A. のコンテンツ(教材)として、私が昨年の授業の際に作成した、小テストの教材をMaple T.A. 用にアレンジし、開発してもらいました。

そして、今日、サイバネットシステムの方に大学までお越しいただき、私の主宰するセミナーのメンバーである大学院生に、教材の評価をしてもらいました。今回評価したのは、小テスト1回分もしくは2回分、時間にして10分から20分間のものですが、サイバネットシステムの担当者の方から操作方法の説明を受け、各自問題を解いてみました。

Maple T.A. を本学で利用したのはこれが多分初の試みと思いますが、評価は興味深い体験だったとともに、インターン生による教材の完成度の高さと仕事の速さに感心したひと時でした。幸い、サイバネットシステムの方々にもインターン生の活動は好評だったようです。今後の大学院生の活躍や、サイバネットシステムと本学との連携の発展にも期待したいと思います。

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