2017-06-19

計算機数学I (2017) 第9回:実数の連分数展開

今回は、Euclid互除法の応用例の一つとして、実数の連分数展開を取り上げました。

連分数は、数学の理論や計算の分野でしばしば用いられており、例として、初期の円周率の近似値の計算でも用いられています。

与えられた数が有理数の場合は、Euclid互除法を用いて、その連分数展開を求めることができます。与えられた数が無理数の場合は、Euclid互除法は使えませんが、有理数の連分数展開と同様、与えられた数を整数部と小数部に分けることで、有理数と同様の連分数近似を求めることができます。

次回は、拡張Euclid互除法の応用例の一つとして、中国剰余定理を取り上げます。

授業サポートページ: https://www.math.tsukuba.ac.jp/~terui/compmath1-2017

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