今回は、モジュラー算法 (modular algorithm) の一例として、「行列積の法計算」を紹介しました。
「モジュラー算法」は、ある特徴をもつアルゴリズムの総称ですが、計算途中に多倍長数が現れるアルゴリズムを、いくつかの互いに素な、より小さい数を法とする剰余環上で計算し、最後に中国剰余定理を用いて、整数上の解答の係数を計算するものです。今回は、行列積の計算を例に取り上げ、モジュラー算法によって計算の効率化が図られることを紹介しました。
授業サポートページ: https://www.math.tsukuba.ac.jp/~terui/compmath1-2017
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