2019-12-23

計算機数学(大学院)第9回

今回は、前半で、モジュラー法の一つとして、中国剰余定理を用いた1変数多項式のGCD計算のアルゴリズムについて説明しました。後半では、1変数多項式の無平方分解の話題に入り、無平方分解に用いる性質を説明しました。

次回は、今回の説明を踏まえ、無平方分解のアルゴリズムを紹介します。

計算機数学II (2019) 第7回:常微分方程式 (1)

今回と次回では、常微分方程式の数値解法を扱います。

今回は、常微分方程式の種類と問題例を紹介したのち、微分方程式の差分化による差分方程式の導出について説明しました。

次回は、差分法のアルゴリズムを紹介し、代表的な問題に対する差分法の計算について説明します。

2019-12-09

計算機数学(大学院)第8回

今回は、モジュラー法の中から、Hensel構成による1変数多項式のGCDの計算を行うアルゴリズムを紹介しました。

次回は中国剰余定理に基づく1変数多項式のGCDの計算法を紹介し、無平方分解の話題に進みます。

2019-12-02

計算機数学(大学院)第7回

今回からは、1変数多項式の最大公約子 (GCD) 計算のうち、モジュラー法の話題を紹介します。今回は、モジュラー法の背景と、モジュラー法を用いる際に必要となる、多項式の約元や公約式のノルムの見積もりについて説明したのち、Hensel構成の基礎となるHenselの補題の証明を行いました。

次回は、Hensel構成によるGCD計算のアルゴリズムの説明から行う予定です。

計算機数学II (2019) 第6回:数値積分

今回は、1変数関数の定積分の計算法として、台形則、シンプソン則およびその一般化であるロンバーグ積分法を紹介しました。

次回からは常微分方程式の解法について説明します。