今回は、前回議論したf-簡約多項式の集合が、係数体上のベクトル空間のある線形写像の零空間に同型となることを示し、それを用いてf-簡約多項式を求める方法を紹介しました。
次回は、今回紹介した方法で求めたf-簡約多項式から、fの既約因子を具体的に求める方法について説明します。今年の授業はここまでで、次回の授業は来年です。来年もよろしくお願いいたします。
お気楽さんすう屋さんateruiの小技とお知らせのまとめです。
"easy arithmetician" aterui's spot for tips and announcements.
今回は、前回議論したf-簡約多項式の集合が、係数体上のベクトル空間のある線形写像の零空間に同型となることを示し、それを用いてf-簡約多項式を求める方法を紹介しました。
次回は、今回紹介した方法で求めたf-簡約多項式から、fの既約因子を具体的に求める方法について説明します。今年の授業はここまでで、次回の授業は来年です。来年もよろしくお願いいたします。
今回は、前回に引き続き、バールカンプアルゴリズムの全体の流れの説明のうち、残った部分を説明しました。それから、f-簡約多項式の存在と、異なるf-簡約多項式の個数が、fに含まれる既約因子の個数に等しい部分を説明しました。
次回は、f-簡約多項式の計算方法から説明します。
今回は、数値積分ということで、台形則、シンプソン則、ロンバーグ積分法を紹介しました。
今年の講義はこれで一段落です。現在、この授業は、1テーマが終わるごとに、演習としてプログラミングに取り組んでいます。数学類でこれまでに授業で扱っているのはMathematicaですので、Mathematica言語 (Wolfram Language) を標準としていますが、希望者には、自分が扱い慣れている言語でプログラムを書いてもらっています。これまでにレポートで提出された言語は、Python, C, C++, Fortran, Haskell です。(Haskellはちょっと珍しいと思う人もいるかもしれませんが、数学類の「計算機演習」ではMathematicaのほかにHaskellも扱っています。)
レポート課題の出題とプログラムの作成にはGitとGitHubを用いており、レポートの提出は、Pull requestを出してもらう形で受け付けています。
次回の講義は年明けになります。来年もよろしくお願いいたします。