今週、科学技術週間に合わせ、大学でもいくつかのイベントが行われていますが、私の所属する数理物質科学研究科では「数理物質科学の夢いっぱいポスター展」を開催しています。
これは、数理物質科学研究科の7専攻(数学、物理学、化学、物質創成先端科学、電子・物理工学、物性・分子工学、物質・材料工学)が、ポスター展示で各専攻の研究分野や研究内容を説明するものです。
今日は、雨風が強く、人の出足がなさそうな日でしたが、今日を逃すとポスターを見逃してしまうので、私も風雨の中を見に行きました。
ポスターを貼るパネルは、高さ約2m、幅約4mの「壁」です。他の専攻が、よくあるA0程度のサイズのポスターを貼っている中、数学専攻は、パネルいっぱい(=床から天井まで)のサイズのポスターを2枚貼り出していました。担当の先生方の尽力によるものです。(ちなみに、搬入時は、1組のポスターが8枚組だったため、それぞれのパーツを組み合わせるのに苦労したそうです。)
各専攻のセクションには、それぞれの専攻の大学院生の人達が、説明役としてついていました。私が訪れたときの数学専攻の当番の学生さんは、私が就職した頃、学部の1年次の授業で担当した人で、久しぶりにいろいろ話をしました。その彼も、今年は博士後期課程の最終年次で、D論に向けて着々と研究を進めているとのこと、頼もしく感じるとともに、月日の流れも感じました。
その隣の物理学専攻の当番の学生さんは、上の数学専攻の彼の2年程後に、やはり学部の1年次の授業で担当した人で、このクラスの人達とは彼も含めて仲良くさせてもらっていたので、これまた久し振りに話に花が咲きました。彼は、私の授業ではすこし苦労していたようで、成績を心配したこともあったのですが、今では実験系の分野に進み、今年は修論を書いて、来年は博士後期課程を志望とのことで、頑張っているなあと感慨深いものがありました。彼が実験室で使っているソフトウェアをたまたま私も研究で使っていて、その話で盛り上がったり、当時のクラスの人達、どうしてる?なんて話で盛り上がっている間に、会場が「本日閉店」となりました。
結局、ポスターを見たんだかどうだかあやしい結果になりましたが、かつて教えた学生さん達の活躍を見、話もできたのはうれしいことでした。
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