2019-06-11

計算機演習 (2019-07) Git (1)

本年度から、計算機演習の授業では、Mathematicaに続いて、文書処理(組版)システムLaTeXとプログラミング言語Scalaに取り組みます。そして、LaTeXとScalaの授業では、バージョン管理システムGitを使い、GitのオンラインリポジトリサービスGitHubを使って、レポートの提出や評価を行います。演習に使うシステムも、前回までのWindowsに代えて、今回以降は全学計算機システムに入っているUbuntu (Linux) を使います。

今回は、GitとGitHubを使うための準備と練習の回ということで、以下を行いました。授業が始まる前に、GitHubにユーザ登録することを宿題としていました。テキストやレポート課題といった教材は、GitHub Classroomを使って配り、学生ごとに個別のリポジトリを作って課題に取り組んでもらいます。

  1. 端末上でsshの鍵を作成し、公開鍵をGitHubの各自のアカウントに登録する。
  2. GitHub Classroomでコピーしたリポジトリは授業担当教員の管理下に置き、評価する側が書き込む。学生は、そのリポジトリをforkし、自分のアカウントにforkしたリポジトリで作業を行う。
  3. 自分のアカウントにforkしたGitリポジトリを、手元の端末にcloneする。(git clone)
  4. エディタはMicrosoftのVisual Studio Code (以下 "VSCode") を標準で使う。VSCodeに日本語の拡張機能LaTeXの拡張機能をインストールする。
  5. 今回は、レポートの題材として、Markdown文書の書き方を身につける。文書のネタは「料理のレシピ」。各自、題材とする料理を選び、Markdownの代表的な記法を使い、あらかじめ配ったフォーマットに従ってレシピを書く。
  6. VSCodeで、手元のリポジトリに更新をcommitし、GitHubのリポジトリにpushする。
最後に、レポートが仕上がったらGitHubでpull requestを送ってレポートを提出、となる流れですが、今日は時間の都合で、pull requestまで進みませんでした。そこで、次回の授業までにレポートを完成してもらい、次回の授業時にpull requestの説明を行います。

次回以降の3回は、LaTeXの使い方を学びます。

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