2011-05-06

数学特別講義I(第3回):合同の話

第3回の今日の授業は、世話人の守屋克洋先生による「合同の話」でした。

このお話では、中学校の数学の幾何で学ぶ「合同」の概念から始めて、Euclid幾何における合同、アフィン幾何における合同、そして射影幾何における合同の概念へと話を進めていきました。それらの中で、合同の概念は、それぞれの世界での、図形の変換がなす群を考え、群の元となる変換の作用で不変なものによって説明づけられることが述べられました。そして、考える世界(図形の集合)と、図形に作用させる変換がなす群をいろいろ変えることで、興味深い結果が得られることが述べられました。

Euclid幾何、アフィン幾何、射影幾何とも、いろいろおもしろそうと思いつつも、普段はあまりなじみのない分野であるだけに、今日の授業は興味深く聴きました。

さて、次回はいよいよ私の番ですが、どうなりますことやら。次回は5月13日、13日の金曜日です。

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