2010-12-20

数理科学II(第19回)

今日は、前回途中で終わった、部分終結式PRS算法の残りの部分について説明し、多項式剰余列の話が一通り終わりました。その後、数式処理システムMathematicaを用いて多項式剰余列を計算のデモンストレーションを行いました。

本来であれば、この後で「縮小PRSと部分終結式PRSを計算して、係数膨張の縮小を確かめる」という課題を出したいところですが、拡張Euclid互除法のアルゴリズムの解説、というか、1学期のレポート課題の答え合わせが残っていまして、これをやってからの方がよいだろう、と思います。アルゴリズムを書き下す部分をなぜ残しておいたかというと、この次のテーマとして、数式処理(多項式演算)の実装の話を考えており、そこではプログラミング言語も使って具体的な話をしますから、アルゴリズムについても、そこでちゃんと話をしよう、と思っているわけです。

そんなわけで、今年は、昨年と比べて、いろいろ事情はありましたが、2か月遅れで同じ話を終えました。2回は出張による代講、1回は集中講義、1回は別の授業の打ち合わせ、1回はアルゴリズムの基本を昨年よりも丁寧に話した部分、ということで、5回分で2か月遅れ!? と思ったのですが、期末試験の日程や秋休みなどを考慮すると、このくらいの遅れはやむを得ないようです。

昨年の講義回数からすると、あと6〜7回ですので、それまでに次の内容をうまくまとめられるようにしたいですね。次の講義は、1月18日(火)(月曜日の振替授業)ですので、約1か月先です。・・・これだけ時間があるなら、ちゃんと次の講義ノートが作れるはずですよね。頑張りましょう。今年もお疲れさまでした。来年もよろしくお願いします。

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