2018-10-09

数理科学IIB(第2回)

今回は、まず、整数係数の1変数多項式に対する計算を、剰余環上で効率的に、かつ正確に行うための準備として、多項式の既約因子や公約子のノルムの見積もりに関する定理を紹介しました。それから、剰余環上でのGCD計算の道具の一つとして、Henselの補題(Hensel構成)を紹介し、その証明を行いました。

次回は、Hensel構成を用いた1変数多項式のGCD計算のアルゴリズムを紹介します。

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