2011-04-07

新入生オリエンテーション

今年度から、数学類のクラス担任を受け持つことになりました。私は数学類2011年度入学の2クラスを受け持ちます。特に今年度は、クラスでの活動について記したいと思います。

本来、今日は筑波大学でも入学式が予定されていましたが、去る3月11日に発生した東日本大震災に伴い、入学式は延期されました。しかし、入学式の後に予定されていた「新歓祭」(サークル等の勧誘を行う行事)は通常通り開かれ、引き続いて、午後には、自然系4学類と呼ばれる、旧自然学類の各専攻に対応する4学類(地球・数学・物理・化学)の合同オリエンテーションが行われました。私は、午後3時からの合同オリエンテーションに出席しました。

自然系の4学類は、地球学類が「生命環境学群」、それ以外の3学類が「理工学群」に属するので、冒頭の所属長挨拶では、理工学群副学群長(理工学群は、理学の3学類と工学の3学類から構成されるので、学群長が工学から選ばれると、副学群長は理学から選ばれるようになっています)の舛本先生(化学)と、生命環境学群長の田林先生(地球)が挨拶をされました。

次に、震災に伴って発生した、福島の原子力発電所の事故を反映して、原子力発電所の活動によって放出される放射線とその影響に関する説明が、舛本先生からありました。基本的な内容は「福島原発の放射能を理解する」というプレゼンテーションに沿ったもので、これは以前自分も大学のホームページからのリンクでざっと参照しましたが、図やグラフの内容をきちんと理解できれば、今の報道をもとに放射線の影響を判断する上で有用な資料だと思います。

引き続き、学生組織の説明が1時間程ありましたが、教員は一時退出し、オリエンテーションの資料をいただいて、一度研究室に置いてきたりしました。

その後、学類ごとの写真撮影がありました。私が入学した時は、あいにくの雨で室内での写真撮影になったことを覚えていたので、外で写真撮影に臨めたのはよかったと思います。

最後に、これも今回の震災の影響を受けてのことですが、避難訓練が行われました。学類ごとに、2人のクラス担任が、前と後ろに分かれて学生を誘導し、先日の地震の際にも避難した池の前で、点呼をとりました。

明日は、学生さん達が、英語のクラス分けのテストと図書館のオリエンテーションを受け、私達クラス担任は、週明けの月曜日からのオリエンテーション合宿に参加します。

追記(4月8日) 上記の放射線の件ですが、その後、牧野淳一郎先生の日誌記事を知り、これまでの放射線量の測定値に基づく、福島第1原子力発電所から放出された放射性物質の総量の推定や、それらに基づく各所での放射線の影響など、上記の資料程楽観視もできないらしいということを知りましたので、引き続き必要事項を勉強したいと思います。

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